和に遊ぶ ⑦ ~ 花寄せ
2013年 07月 07日
6月の ”節ノ会” は 花寄せ。
先生がエスニックなランチをご馳走して下さいましたよ。
炊飯器で作った(!)という梅ジュースが食欲を倍増~。
先生は ”和” だけの人じゃなくて
こんなふうに何でも出来る方なんですね。
いつもいただく懐石のテーブルとは全く違うイメージです。
さて・・花寄せ屏風には さまざまな花入れが
私達を待っております。
しぐれ傘・・せみ篭・・鮎篭・・加茂川篭・・椰子の実・・背負い篭・・
花入れにはそれぞれの名前があります。
順番に好きな花入れに好きな花を。
そう言われましても・・ね・・そう簡単には・・
うつむいて咲いている花は下から見上げるように・・
開いて咲いている花は上から見るように・・・
皆で順番に花を投入。
私は せみ篭。 (セミは大嫌いだけど)
逃げの一手の瞬間芸。
つつましく咲いている花をあるがままに
そのまま挿してよしといたしました・・・。
緊張しましたがとても楽しかった花寄せ。
終わった後は ミントティーでティータイム。
お手製の空豆のアイスクリームも。
初めて食べました~お豆のアイスも美味しいものですね。
空豆を裏ごしするのがとても大変だったとか。
いつも私達に想像を絶するような手間ひまをかけて
お料理を出してくださるご亭主さま。
そのお気持ちのありように
今まで知らなかった世界・・茶の湯の精神を感じます。
たとえば 「一期一会」 という言葉には
真剣勝負のようなものを感じていた私ですが
今では それだけでなく
とても愛にあふれた言葉だと思うのです。
つつましやかに咲く茶花を飾るとき
器を選び 場所を選び 理由を選び・・
その命をいただいて その花の一番美しい形を。
茶の湯は総合芸術だといいますが
一つの空間を作り上げるという労力は
苦労だけではなく 楽しみであるとわかりました。
茶道の奥深~~い世界は宇宙的な規模だと思うのですが
その宇宙は この空豆のアイスクリームの中にもある。
・・・ というのが 食いしん坊・そにょの見解であります。
玄関には虫篭。本日の花入れのように空っぽで私達を迎えてくれたのですね。
逃げてしまった蜻蛉が上に乗ってます。
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by sogno_sonyo
| 2013-07-07 23:34
| 和に遊ぶ