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レ・ミゼラブル



楽しみにしていた映画レ・ミゼラブル。
大人気と聞いていましたがピークも過ぎたらしく
平日の埼玉の地方都市とあってはギリギリの時間でも
予約なしで好みの席でゆっくり鑑賞できました。

同行したのは年かさの友人お二人。世代感覚の違いを感じる位のお姉さま達です。
チケットを買うとき・・
窓口の若いコが何のチェックもなく三人ひっくるめて
あっという間にシニア料金(60歳以上)一人1,000円を請求してきたんですよ~。

ちょっと待って!私まだ56歳なんですけど~!!!くっそ~。
あまりの悔しさに復讐として本当の年齢を申告するのはやめましたよ。
もうプンプンなんだかラッキーなんだかわからん。。。。。







さて複雑な気持ちのまま始まったレ・ミゼラブル。
初めて見る人にもすんなり入っていけるような仕立てです。
私は以前に舞台も観ているしストーリーもわかっているつもりでしたが
その時代背景をどのくらい理解しているかと聞かれれば
ちょっと自信はありません。

フランス革命の後ですよね・・ロベスピエールが消えナポレオンすらも失脚して
王政復古もひっくり返りプロイセンとの戦いが始まるという混乱の時代の
(歴史に弱い私の頭も混乱してます・・・)レ・ミゼラブル<悲惨な人々>という物語。



ミュージカルというのは実に感情を揺さぶるもので
役者の歌が歌でなくなってくる感覚さえ覚えます。
これ以上の台詞回しがあろうかと思うほどのメロディ。
そしてデュエットの美しさと群唱の迫力。
とても贅沢な時間を過ごした気持ちです。



アン・ハサウェイの歌う 『夢破れて』 やっぱりすごかった・・・。
スーザン・ボイルさんがこの歌で彗星のごとく現れたときも感動したけど
レ・ミゼラブルでは髪を売り歯を売り・・娼婦にまでなり下がった女性の
悲痛な慟哭で・・彼女の若さまでが痛々しいほどの歌でした。


それと・・学生運動というか暴動のリーダーでマリウスの隣にいたイケメン。
あれ誰だろ・・とけっこう気になっていたんです・・^^;   ちょっと私好み ^^;;;

アンジョルラス役とわかって な~るほど!
『ベルサイユのバラ』 の中で 「あはん♥」 とか言っていた
“花のサン・ジュスト君・なぜかおたずね者”・・がモデルなんですよね。 
死の大天使と恐れられ断頭台の露と消えたという実在の人物。
やっぱり彼が美貌の若き革命家だったのは本当なのでしょう。




それから
最後に民衆の歌を高らかに歌っていたジャンバルジャンですが
ぶっちゃけ彼は革命運動や戦いに直接関与はしていないのですよね。
娘のように愛するコゼットの恋人を救いに走っただけです。

民衆個々の悲惨な人生もそれぞれの思いも何もかも飲み込んで
激動の時代は流れていったということでしょうか。



一緒に観に行ったお姉さま達とこういう話をして盛り上がりたかったんですけど
そういう雰囲気ではなかったのでここでひとりごちました~。






帰り道の見慣れた駅のイルミネーションが
とても美しく見えた夜でした。


レ・ミゼラブル_d0169859_2301168.jpg


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by sogno_sonyo | 2013-01-14 00:02 | 感想文

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by そにょ
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