和に遊ぶ②
2012年 12月 05日
9月はとても忙しかった。
木枯らしの吹く今にしてみれば懐かしいほどの暑さの中で
楽しいことが多かったということ。
備忘も兼ねて。
和に遊ぶ・・節の会2回目の出席は
菊づくしの重陽の節句でした。
菊酒。ビジュアルがなんといっても最高ですね~。
菊の薬用は不老長寿。
これは・・? 菊の着せわたを再現した設え。
遠く平安の貴族の習慣ではこのお節句に
菊の花に植物染料で染めた真綿を被せ 翌朝の露を含んだ綿で体を拭って
菊の薬効による無病を願ったそうです。
お膳のそこかしこに菊が散りばめられ感心してしまうだけでなく
そのキュートな和心が嬉しくてたまりません。
菊というのはどうも仏壇の花というイメージがあり
・・・お弔いの際の別れの悲しい記憶がよみがえってしまうのですが
その清浄な咲き方の中にも凛とした生命感を強く感じられるようになりました。
だからこそ逝ってしまった人間を見送るのに相応しい花と考えられるようにもなりました。
初めての聞香も体験させていただきました。
三炷香・・ 3種類のお香を立てていただき
五感を研ぎ澄まして深く深くその声なき声を聞きます。
お香のお道具がまた可愛くて。
香りと共に上質な時間が流れて
ちょっと寿命が延びた感じです。
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by sogno_sonyo
| 2012-12-05 17:40
| 和に遊ぶ