和に遊ぶ ⑤ ~ 上巳の節句と茶歌舞伎
2013年 04月 10日
私にとっては この上ないほど優雅なランチタイム 「節ノ会」
今回で5回目の参加となりました。
今月は旧暦の3月ということで 上巳の節句。
それでなくても毎回素敵なのに 今回はお雛祭りですから
もう伺う前からワクワク・・桜も咲いて気分も上昇
やっぱりなにかと旧暦の方がしっくりきていいですねぇ。
玄関を入ったところから続く廊下の壁に掛けられた扇飾り。
桜と・・橘・・かしら?
毎回 ここにはお部屋に入る前の予告編のような飾りがなされていて
今日はこんなお席ですよ・・というようなメッセージを感じて
ますます楽しい気持ちになります。
お部屋の中に入るとぱっと目を惹くのは・・
扇の中の可愛いお雛様と・・・
雅なお雛様・・・。
本日のお軸は 先日の紅茶教室でも教えていただいた「喫茶去」
優しい安堵の禅語。
お食事の後に 楽しいお茶の体験をさせていただく事になっています。
お雛様と同じお花がテーブルにも。 土筆もあしらわれて。
百合根の花びらが散る春の膳。
ソラマメのスープから始まって どれもこれも
想像を超える丁寧なお仕事のお料理は
食べるのが惜しいと思いつつ お箸を休める事はできません。
桜のお酒も廻されてきました。
も~ わが身の上をしばし忘れて高貴に酌み交わしましょうぞ~。
菱餅を模した温かい椀物は ほんの少し潮のかおり。
亭主さまの故郷では 旧暦の3月3日には男女とも
山や海へ遊びに出ていく地域もあるそうです。
旧暦ならもうかなり暖かくなっていますし
もしかしたら一日遊んで穢れを払うという意味合いもあるのかもしれませんね。
かわいい手毬寿司。もうかなりお腹いっぱいで残そうかなと思ったけど。
生もの以外なら夫さまに持って帰ろうかなとも思ったけど
ヘタに刺激したら可哀想ですしね。
ここで学んだことを 夫好みにアレンジして夕飯に反映させるほうがいいわ。
そのためにも私たくさん学びたいと思ってる~ 笑。
でも忘れちゃったらごめんなさいねー^^;
信玄弁当が登場~。
3段になっていて ご飯・お惣菜・香の物 そして蓋はお椀になるのです。
さて?
中は充実のデザートでした~。
甘物になったところで・・亭主さまがお茶の支度に入ってらっしゃいます。
でも今日はね ただただお茶をグビグビ飲んでるわけにはいかないの。
茶歌舞伎(闘茶)を体験させていただきます。
紅茶教室でも体験させていただきましたが
3種のお茶を利きわけるのです。
まず二種のお茶を味わい
一つは「上林」もう一つを「竹田」と便宜上呼びその味を覚えておきます。
さてここからが本番。 もう一種別のお茶(客と呼びます)を加えて
あらたに3服いただきます。順番はもう違います。
どれが「上林」でどれが「竹田」だったか。もしくは初めて飲む「客」だったか。
あらかじめこのように記入した紙を 3枚にもぎって
1番目が上林だと思ったら 「一」 の折り箱に <上林 そにょ> を入れ・・・
2番目が竹田だと思ったら 「二」 の折り箱に <竹田 そにょ> を入れます。
「三」 の折り箱には残った <客 そにょ> を入れるしかありませんが
3番目を飲んでみて あっ違うわ~ さっきのが <客> だった~! と思いなおしても
騒いではいけません。
美しい春の器で美味しいお茶を5服いただいて
・・・ 結果は。 はい 毎度の そにょさん撃沈。
前回の梅花香のときも全問正解した方が またもや大正解で
この成績表をお持ち帰り~ いいないいな味のワカルひと。
実はこの方 紅茶教室の先生。 流石。
楽しい楽しいひとときでした。
次回は 端午の節句。 今から楽しみです。
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by sogno_sonyo
| 2013-04-10 18:23
| 和に遊ぶ