和に遊ぶ
2012年 07月 27日
私のように知識のない人間が このようなときに
“遊ぶ” などという言葉を使うのは いかにも身の程知らずなのですが
心のびやかに遊ばせていただきました。
お作法も知らず正座もまともにできない私でもOKということで
出かけて行ったのは とあるマンションの一室。
茶懐石というにはあまりに楽しすぎて美味しくて
お食事会と言ってしまうにはあまりにもこだわりがあって。
“節ノ会” と称して 季節の折々に開かれるそうです。
今回は五節句の一つ七夕・・ 星月夜。
私達を迎えてくれた掛の花入れは鮎籠。
挿してあるのはかがり火草。 七夕の宵の道案内ですね。
床の間には竹の掛け軸。涼しげに風にそよぐ笹の葉が描かれていました。
ひっそりと白とピンクの撫子が活けられているのは
優しい亭主さまの女子ごころ。おりひめさまとひこぼしさまのイメージですって。
お隣にさりげなく船の形の香合が置いてあるのは
天の川を渡してあげたいから・・・?
季節を感じる半夏生。隣には半夏(カラスビシャク)が。
う~む。ウチの庭にも(草むらとか原っぱともいう)ありそうだけど・・。
私にはドクダミジャングルにしか見えない場所にあるのかもしれない。
ドクダミだって愛しく扱えばまったく別の顔になるものを。
さっぱりとした涼やかなお料理は優しい味わい。
最後のお蕎麦には太刀魚といくらのトッピング。爽やか。
隣室の和室にはお点前の用意がしてありました。
(この画像は無断で亭主さまのをパクりました・・見つかったら怒られるかな^^;)
水差の葉蓋がステキでどうしてもこの画像が欲しかったのです。
葉蓋には梶の葉を使う事が多いそうですが
これはイモの葉のようでした。
葉蓋の上にはほんの少し水が溜められていて
それを建水に落とす涼音を皆で楽しみます。・・・く~っ。日本人っていいなぁ。
お棗がまた心憎いお道具で。蓋には北斗七星が。
蓋を取ると三日月があしらわれていて 蓋の裏はお日様です。
なぁんて美しいお菓子なんでしょう・・・。きれいなだけじゃなくて美味しいの。
清流の水草がゆらゆらと。
干菓子にも短冊とお星様が。真ん中には小さな金平糖。
もしもこぼしてしまったら天の川になるわね。
お懐紙もね 水模様で。
すすめられるままもう一服。こちらのお茶碗は柳にメダカ。
皆でこれ可愛い~あれ素敵 と言いあって
説明してくださる亭主さまもにこにこ楽しい女子の顔です。
私は一瞬 モンステラ?なんて思ってしまいましたが
これが梶の葉。裏側にそっとにおい袋がしのばせてあります。
五色の紐は 節気の数か・・短冊の見立てか・・。
キュートな和文化を楽しむ素敵な女子会でした。
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by sogno_sonyo
| 2012-07-27 06:12
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