箱根 ラリック美術館
2011年 09月 16日
褐色のまだ若い花穂のススキが風になびいて
ちょっぴり秋の気配の仙石原。
周囲の木立にとけこむように調和して建っている美術館でした。
入り口の自動ドアの上には大きなレリーフ。
そうそうこの半透明の曇りガラス。 これよね~。
正確にはオパルセント・グラスとかフロスト加工とかいろいろ区分されるらしいけど
この乳濁した感じは・・昔好きだった香水レールデュタンの二羽の鳩の思い出。
(もっともこのレールデュタンの瓶は
ラリック社の息子の代に作られたものだと後で知りました)
知識のない私が見てもきれいなものはきれい。
繊細な宝石細工のジュエリーたちには思わず溜息が出るほどうっとり。
どれほどの身分の貴婦人たちが身につけていたのでしょうね。
私はこうして付箋紙を買うのが精いっぱい。シルフィード・・“風の精” の表紙です・・・。
そして ここへ来たら もう一つのかかせないお楽しみは・・。
ラリックが室内装飾を手がけたオリエント急行の車両でのティータイム。
この美術館のオーナーは車両まで買っちゃって
山道をゴロゴロ引きずって箱根まで持ってきたのですよ~。
その経済力と熱意にはびっくりですけど
おかげさまで こんな私まで優雅な時代そのままに
お茶を楽しめることができるってもんです・・。
もうね・・壁にはめられたガラスパネル・・天井のランプシェード・・とか
当時のままの座席や絨毯やコンパートメントの作りとか・・
そして全体に満ちているマホガニーの重厚感とか・・・
すごく思いがひろがってしまうお茶の時間でした・・。
美術館併設カフェ大好き人間の私にとって
ここは非常にかなりとってもすごく素晴らしかったです~。大絶賛。
別に併設されているレストラン 『LYS』
入らなかったけど なかなか良さそう~。次回はぜひここでランチしたいなぁ。
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by sogno_sonyo
| 2011-09-16 23:39
| おでかけ